医療・福祉マネジメントセミナー(2020年度)

2020.07.21

滋慶医療経営管理研究センターでは、医療・福祉の業界でご活躍されておられる皆様のキャリア教育(キャリアアップ)、及び高度専門職業人の育成を目的として、セミナー・講演会を開催しております。
医療・福祉分野で活躍・注目されている講師をお招きしておりますので、ぜひ、皆様のキャリアアップの一助としてご活用下さい。

2020年度の医療・福祉マネジメントセミナー実施について

新型コロナウイルス感染症対策として、2020年度の医療・福祉マネジメントセミナーにつきましては、一部のセミナーをオンライン開催とさせていただきます。
また、対面開催予定のセミナーにつきましても定員を30名とさせていただくほか、新型コロナウィルス感染症の発生状況により、オンライン開催への変更・開催中止(延期)をさせていただくことがあります。予めご了承ください。
なお、セミナーのお申込みにつきましては、オンライン開催のご連絡先(変更・中止等)として、メールアドレスのご登録をお願いいたします。

日時 演題・演者・略歴
【9月】
2020年
9月27日(日)
14:00~16:00

【コーディネーター】
  木内 淳子

【演題】医療・介護施設における人材育成と人材活用

【講演概要】
関東大震災で壊滅的被害を受けた東京を甦らせた帝都復興院総裁の後藤新平は、「財を遺(のこ)すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上なり。されど財無くんば事業保ち難く、事業無くんば人育ち難し」という言葉を残しています。人材育成は組織の発展には必須ですが、これには経営側と労働側の信頼関係を基に共通の目的意識を持つことが大切ですし、経営基盤の安定も必要です。演者の大学では、チーム医療を実践できる医師、薬剤師、看護師、リハビリ療法士の育成を目指してきました。事務職を含めて多職種連携のone teamとして医療・介護の質を高めていくには各自が自己実現欲求を持ち、働き甲斐を感じる環境とワークライフバランスを加味して考えねばなりません。今までの理事長、病院長、老健施設長としての自経験を述べることで人材育成・活用のヒントとなることを期待すると共に、医育施設としての私立医科大学の実情も理解して欲しいと思っています。

太城力良氏

太城 力良 氏
学校法人 兵庫医科大学 理事長

【略歴】
1972年大阪大学医学部卒業、大阪府立病院、国立小児病院を経て2年間の米国留学。1980年大阪大学助教授、府立母子医療センター部長を経て1994年、兵庫医科大学麻酔科教授就任、ICU部長・臨床工学室長・医療安全管理部長なども歴任、2005年学校法人兵庫医科大学理事・経営企画室長、2009年病院長、2014年副理事長、関西学院大学経営戦略研究科教授、ささやま医療センター病院長・同老人保健施設長併任、2018年学校法人兵庫医科大学理事長。専門は麻酔科学。日本麻酔科学会・小児麻酔学会・静脈麻酔学会名誉会員。

【開催方法】
オンライン開催

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【10月】
2020年
10月18日(日)
14:00~15:30

【コーディネーター】
  豊田 百合子

【演題】優しさを伝えるケア技術:ユマニチュード®

【講演概要】
従来医療や介護は、ご本人が「ケアの意味が理解できて協力してくれる」ことを前提に行なわれてきましたが、近年、ケアが自分のためと理解できず激しく抵抗する人々にケアを行う人が困ってしまう状況が増えています。とくに家族介護では双方が辛い状況に追い詰められることも珍しくありません。
ユマニチュードはフランスで生まれた40年の実績をもつ知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づくケア技法で、「あなたは大切な存在です」というメッセージを、ケアを受ける人が理解できる形で届けるための方法です。
この技法の導入によって、認知症の行動心理症状やケアの拒否が減少することや、医療専門職の職務への満足度が増加すること、家族介護をしている方の負担感が改善することなど、様々な効果をもたらすことが分かってきました。
今回の講演ではこのケア技法の基本的な考え方と技術についてお伝えします。

本田 美和子氏

本田 美和子 氏
国立病院機構東京医療センター総合内科医長
医療経営情報・高齢者ケア研究室長

【略歴】
1993年筑波大学医学専門学群卒業。内科医。国立東京第二病院にて初期研修後、亀田総合病院等を経て米国トマス・ジェファソン大学内科、コーネル大学老年医学科でトレーニングを受ける。その後、国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センターを経て2011年より現職。2019年7月に日本におけるユマニチュードのさらなる浸透や研究を推し進めるため、一般社団法人日本ユマニチュードを設立し、代表理事に就任。

【開催方法】
対面開催
※ 新型コロナウイルス等の感染拡大状況により、オンライン開催への変更や開催の中止(延期)をさせていただく場合等があります。予めご了承の上、お申し込みください。
●会場:
滋慶医療科学大学院大学(新大阪駅:北口徒歩2分)
アクセスMAP

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【11月】
2020年
11月15日(日)
14:00~16:00

【コーディネーター】
  木内 淳子

【演題】新型コロナウイルス(COVID-19)と医療改革の道筋

【講演概要】
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行によるパンデミックの発生は社会の様々な側面を見直すきっかけを与えた。医療制度や政策はその中でも最も注目を浴びている。その全体像はまだまだ今後の研究に待つところが大きいが、国際的な比較が進みその視点からの我が国の評価は広く認識されるところとなっている。ここではそのような視点から今まで取り上げられてきている医療改革の道筋を検証してみたい。

  • 1.個々の医療行為のレベルは医師・コメディカルのスキル・モラールや利用可能な医薬・機器などで決まるが、一国全体の医療サービスのレベルは多くの関係者の活動の総和として現れる
  • 2.医療関係者は様々な制度から出るシグナルを受けて行動している
  • 3.日本の医療サービス提供システムを評価するため、全く異なる思想で設計された米国、英国と比較してみると、1990年代までは日本はおおむね優れたPerformanceを示している
  • 4.90年代以降の急速な環境変化から、次のような問題が顕在化
    • (1) ドラッグラグ、デバイスギャップに代表される新薬・新医療機器の開発・提供の遅れ
    • (2) 産科・救急医療をはじめとした重要分野での医療従事者の退場問題
    • (3) 増え続ける医療費とその財政依存、財政赤字の巨大化にあらわされる財政破綻の懸念
    • (4) 各国で急速に広まりつつある予防医療への取り組みの遅れ
  • 5.この解決のためにはPriorityをつけて取り組む必要
    • (1) 保険者と医療提供者の一体化を進めること
    • (2) 診療報酬制度において過剰な一律性の追求から制度の持つインセンティブ効果を重視
林氏

林 良造 氏
東京大学公共政策大学院客員教授 ほか

【略歴】
武蔵野大学国際総合研究所長、特任教授。東京大学公共政策大学院客員教授。キャノングローバル戦略研究所理事。機械振興協会経済研究所所長。シティバンク銀行アドバイザリーボードメンバー。ユーラシアグループアドバイザー。Bosch GmH International Advisory Board Member。日ASEANサイバーセキュリティ政策会合議長。
1970年京都大学法学部卒業。1976年ハーバードロースクールLLM。1991年ケネディスクールフェロー。2001年経済産業省官房長、経済産業政策局長。
東京大学公共政策大学院教授、明治大学国際総合研究所長・特任教授、帝人独立社外監査役、伊藤忠商事独立社外監査役、シティバンク銀行社外取締役、経営競争基盤経営諮問委員などを歴任。

【開催方法】
オンライン開催

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【12月】
2020年
12月13日(日)
14:00~16:00

【コーディネーター】
  狩俣 正雄

【演題】社会福祉と社会化ビジネス

【講演概要】
措置時代から継続する社会福祉法人の事業と社会保険を担保としたサービスを提供する社会化ビジネスを比較検討しながら、社会福祉サービスの現状について一緒に検討してみたい。
社会福祉法の目的には、共通事項として、「利用者の利益」、「保護」、「地域における社会福祉の推進」、「社会福祉事業の公明かつ適正な実施」及び「社会福祉を目的とする事業の健全な発達」に関することが目的とされている。いいかえれば、利用者には「幸福」を、サービス提供者は安定・良質な「支援と援助」について定義している。しかし、この社会的幸福は形あるものではない。そして間違いなく長い歴史を通してもいまだ達成しておらず、今後も達成しそうにない。
専門職を多数擁する組織体制の宿命的な信念対立を背景に、社会福祉における規模の経済と他組織との融合を模索していけるのか、また、報酬依存の軽減を模索し、今後の運営、経営の道筋について考える

澤氏

木下 隆志 氏
兵庫県立大学大学院 経営研究科 教授

【略歴】
社会学修士、経営学修士、精神保健福祉士、社会福祉士
身体拘束禁止を実施した精神科・認知症対応型病棟のソーシャルワーカーとして勤務した後、社会福祉系人材を養成する大学を経て、現在は兵庫県立大学大学院経営研究科に在籍。専門は「支援困難ケースに陥る専門職と当事者の関係特性」、「医療法人や社会福祉法人の経営に関する財務分析」。阪神南を中心に、自立支援協議会や障害者(児)福祉計画策定委員、障害者差別解消法地域支援協議会に参加し地域ケアネットワーク構築に関わっている。

【開催方法】
オンライン開催

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【1月】
2021年
1月30日(土)
14:00~16:00

【コーディネーター】
  豊田 百合子

【演題】 COVID-19による自粛生活で考えたこと

【講演概要】

「(前略)僕はもう観念のために死ぬ連中にはうんざりしているんです。 僕はヒロイズムというものを信用していません。(後略)」
リウーは、急に疲れが出てきたような様子で立ち止まった。
「君のいうとおりですよ。ランベール君。まったくそのとおりです。(中略)
今度のことは、ヒロイズムなどという問題じゃないんです。これは誠実さの問題なんです。こんな考え方はあるいは笑われるかもしれませんが、しかしペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです。」
「一般にはどういうことか知りませんがね。しかし、僕の場合には、つまり自分の職務を果たすことだと心得ています。」
(下線筆者)

〔カミュ,宮崎嶺雄訳,ペスト,新潮文庫,令和2年94刷(初版昭和44年)245頁〕

これは医師リウーと新聞記者ランベールの会話です。
新型コロナウイルス感染者に対応する医療人への賞讃や感謝にどこか違和感を感じていた私にとって得心した箇所でした。その他、COVID-19による自粛生活で考えたことをいくつか述べたいと思います。

井部氏

井部 俊子 氏
長野保健医療大学 教授(副学長・看護学部長)

【略歴】
1969年聖路加看護大学卒業。聖路加国際病院勤務を経て87年より日本赤十字看護大学講師。その後、聖路加国際病院に復職し看護部長・副院長を歴任。2003年より聖路加看護大学教授、04年より16年3月まで学長・特任教授。起業し、株式会社井部看護管理研究所を設立。2019年より現職。博士(看護学)

【開催方法】
対面開催
※ 新型コロナウイルス等の感染拡大状況により、オンライン開催への変更や開催の中止(延期)をさせていただく場合等があります。予めご了承の上、お申し込みください。
●会場:
滋慶医療科学大学院大学(新大阪駅:北口徒歩2分)
アクセスMAP

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【2月】
2021年
2月28日(日)
14:00~16:00

【コーディネーター】
  豊田 百合子

【演題】学びほぐしのすすめ

【講演概要】
本講演では、個人と組織それぞれの学びと学びほぐし(学習棄却)をテーマにします。医療や介護の現場は、「ひと」を相手にしています。「ひと」の症状や背景や感情は多様なので、適切に対応するためには、自分自身を道具として磨いておかなければなりません。組織も同じです。昨日とまったく同じ環境はないので、常に学習が必要なのです。
ところで、学習と同じくらい大切なのが学びほぐしです。凝り固まった考え方や時代にそぐわない習慣などが個人にも組織にもありがちです。マネジメントの任にある人は、そのことを十分知ったうえで、個人の成長、組織の発展に賢く関わることが必要です。講演では、その考え方を支持する理論をいくつかお話すると共に、実際のマネジメントについて皆さんと一緒に考える時間を持ちたいと思います。

勝原氏

勝原 裕美子 氏
オフィスKATSUHARA 代表

【略歴】
同志社大学文学部英文学科卒業後、株式会社京阪百貨店に就職。
聖路加国際大学(現)を卒業後、国立循環器病研究センター病院(現)に勤務。
その後、兵庫県立大学看護学部看護システム学助教授を経て、「看護の可視化」をテーマに聖隷浜松病院副院長兼総看護部長および聖隷福祉事業団執行役員を務める。2016年12月にオフィスKATSUHARAを立ち上げ、複数の医療機関の顧問、各地での講演や研修講師として活動中。保健・医療・福祉分野で働く人たちのキャリア支援や組織開発を手がけている。
2003年神戸大学経営学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)。

【開催方法】
対面開催
※ 新型コロナウイルス等の感染拡大状況により、オンライン開催への変更や開催の中止(延期)をさせていただく場合等があります。予めご了承の上、お申し込みください。
●会場:
滋慶医療科学大学院大学(新大阪駅:北口徒歩2分)
アクセスMAP

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※2020年7月現在のものです。内容・演題等については、一部変更となる場合がございます。予めご了承ください。

受講料

1セミナーにつき 3,000円
※1 複数の講座を同時にお申込いただいた場合は割引制度がございます。詳しくはお問合せ下さい。
※2 当センター法人会員事業所に勤務されている方は、1セミナーにつき6名様まで(対面開催の場合は2名様まで)ご優待(無料)させていただきます。
※3 対面開催(定員30名)予定のセミナーをオンライン開催に変更する場合は、追加募集のご案内をさせていただくことがあります。

申込方法

WEBフォームにて受付いたします。

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お問合せ先

学校法人大阪滋慶学園
滋慶医療経営管理研究センター事務局
〒532-0003 大阪市淀川区宮原1-2-8 大阪滋慶合同校舎
TEL.06-6391-8141(平日9:00~17:00)
FAX.06-6150-1307
e-mail: info@jrhm.jikei.com

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